- 福島原発の影響について知りたい方
- 環境被ばくについて知りたい方
- 福島原発事故に後の被曝について知りたい方
- 現状の福島の被曝について知りたい方
- 福島の衣食住について知りたい方
福島原発事故時の水素爆発により大気に放射性物質が拡散しましたが、現在、衣・食・住どれも問題ないレベルと考えますか?それとも?
『原発事故により大気中に多くの放射性物質が放出❢』このような記事がテレビ等で流されれば、住んでいる方々は、すぐにでも避難したいと考えるのは当然のことです。
私もそうします。子供のためにも、家族のためにも、それが一番いい選択肢だと考えます。
勉強不足の私は「終わったな❢福島」これが当時の私の偽らざる思いでした。
その数年後『低線量放射線を超えて』という本に出合いました。私はこの本を読んで考え方が変わりました。
下記グラフは原水爆実験が繰り返されていたころの大気中の放射性物質(セシウム-137)の経年変化グラフです。
原水爆実験禁止条約が制定されて徐々に減少しています。1990年からは横ばい状態です。
下記グラフは環境省が出している資料で東京都における月間降下物中に含まれるセシウムー137の経年変化です。
現在問題とされている放射性同位元素はセシウム-137です。ヨード-131とセシウム-134は半減期が短く問題ありません。半減期ヨード131:8日、セシウム134:2年
紺矢印がチェルノブイリ原発事故当月の濃度です(1986年4月)。
赤矢印が福島原発事故当月の濃度です(2011年3月)。
環境省HPより引用
この本を読み進めていくと団塊の世代の作者が子供時代に暮らした生活環境について書かれています。私は1956年生まれです。作者と同じ時期に同じ日本で暮らしていました。
上記グラフで言えば、セシウム-137濃度が凄く高い時に生まれ、30年近く放射線濃度が高い状態にある大気の空気を吸いながら生きてきました。
大気中の放射能汚染が進んでいることは、グラフを見て感じることであって、当時は高いという意識はありませんでした。
それでも大病をすることなく普通に生きてきました。(放射線ホルミシスを持ち出すつもりはありません)
放射線ホルミシスとは?
低線量放射線被曝(100mSv以下の極わずかな線量を被曝)した場合、高線量被曝では有害な放射線も細胞刺激により細胞の活性化がみられる。
汚染された大気中で暮らすことが良いとは思いませんが、これだけ大気中に放射性物質があっても人体には影響が少なかったということではないでしょうか?
福島の大気汚染に関して、現時点では、1960年代の大気環境には戻っているはずです。決して大きなリスクではないでしょう。1960年代の生活環境をもう一度詳しく精査して現在との比較検討が必要だと考えます。
福島で暮らす人たちの中には、現在も家族と離れて暮らしておられる方もみえます。お子さんが県外で、父親が福島県内在住の方も多くみえるようです。家族にとって全員が一緒に暮らすことは、全ての人の当たり前の権利です。
福島へ戻られた方々は、以前の生活環境ではありませんので、国による生活支援と定期的な検診体制の強化を行う必要があります。自分の健康と家族の健康に対する不安を払しょくして安心で安全な生活を一日も早く取り戻してほしいと思います。
環境省HPより引用
上記グラフでも解るように、原発後の大気汚染状況は1年以内に半減しています。福島原発事故から来年3月で10年が経ちます。リスクを抱えたままの帰郷ではありません。
まとめ
原発事故当時より環境汚染状況は格段によくなっています。1990年の状況に戻っています。
今回の記事には、食の安全について触れていませんが、福島の農作物は何年も前から安全です。
事故前の環境ではありませんが、決してリスクを抱えての帰郷ではありません。お子さんと両親との家族だんらんが取り戻せると確信しております。
福島原発事故時の水素爆発により大気に放射性物質が拡散しましたが、現在、衣・食・住どれも問題ないレベルです。
過剰な安全基準は不安を募らせるばかりです。住民を不安に陥れることは罪です。安全すぎる対応はデメリットを生みます。正しい見極めが大切です。
『低線量放射線を超えて』宇野 賀津子さんの書かれた書籍です。この本の宣伝をするつもりはありませんが、ホントに良い本です。-健康で安心して生きていくために-と副題がついていますが、読んで納得、不安解消できる内容です。
また過去の放射線の出来事から免疫力のアップに関することまで説明してくださっています。
(免疫学者でもあり免疫力がアップする話も書かれています。)