キャリントンイベントは巨大な太陽フレアです。｜放射線と定年後の楽しみwordpress

キャリントンイベントをご存知ですか？

こんな方によんでほしい

1859年に起きた、最大級の太陽フレアの事です。世界中でオーロラが見えたそうです。アメリカでは、夜中、そのオーロラで新聞が読めたと言うから凄い明るさですよね！

まるで昼間のようだったんですね。それはさておき、問題なのは、電気通信網が影響を受けたことです。

当時日本は、安政６年に『安政の大獄』が起き、江戸幕府が終演を迎えようとしていた時期です。日本にとっては時代の転換期であり、大変な時期であったが、電気通信網は整備されていないため、巨大太陽フレアは感じていなかったのでしょう。

しかし日本でもオーロラは見えたようです。このように大きな太陽フレアが、今起きたら、日本だけでなく世界中に大問題を引き起こします。

放出されるエックス線強さによりランク付けされます。規模の小さいほうからA→B→C→M→Xの5つの等級に分かれています。各等級は1～10未満の数字で表されます。

例えば【A5.3】や【C2.2】と書きます。MクラスとXクラスを比較するとXはMの10倍です。X１とX２を比べるとX1の２倍がX2です。Xは最高等級でこの上はありませんので、10を超えることがあります。Xクラスの上はないため、Xクラスの数字は10を超えることがあります。

私は、放射線に関する仕事をしていることから、放射線に関心があります。原子力発電の冷却に関する事がとても心配です。福島原発事故では、津波により原子炉の冷却が出来なかったため、メルトダウンを起こしてしまいました。

その時の言い訳が、「想定外の事象が起きて」だったのですが、「キャリントンイベント」と同じ様な巨大な太陽フレアがひとたび起これば、過電流による変圧器の故障そして大規模な停電が起こると言われています。

世界の原発は大丈夫でしょうか？大問題ではないでしょうか？また大きな原発事故が起こるのではないでしょうか？「想定外の事象が…」で済まされるものではありません。この太陽フレアの対策はなされているのでしょうか？

テレビ（BS）でも放送されていましたが、大きな太陽フレアが起きるメカニズムが解ってきました。全てが解明されたわけではありませんが、近い将来解明されるでしょう。

地球規模の災害に対して、世界がひとつになって立ち向かう必要があります。新型コロナウイルス対策以上にひとつになることが求められます。