『うちの子は中途半端だ❗』と悩んでいるあなた、『プロセスフォーカス』をご存知ですか?
プロセスフォーカスとは?
お子さんの努力、頑張りに注目して、中途半端になっても挑戦した勇気をたたえ、以前の彼(彼女)より成長に焦点をあて、頑張ったことへの感謝を伝え、子どもと話し合い共感すること。
この考えを前提に下記記事をお読みください。
- 子どもが『中途半端』だと悩むあなた
- いつも『中途半端』と言われ続けたあなた
- 自分は『中途半端』だと落ち込んでるあなた
- 中途半端に良いイメージを持っていないあなた
中途半端の意味
どの辞書を引いても(調べても)良い意味は掲載されていません。
weblio辞書
[名・形動]始めた物事が完了しないでいること。
態度などが徹底せず、どっちつかずの状態であること。
《名・ダナ》物事が完成にまでは達していないこと。
また、どっちつかずで徹底しないこと。
コトバンク
[名・形動]始めた物事が完了しないでいること。
態度などが徹底せず、どっちつかずの状態であること。
また、そのさま。
人間、誰でも『向き・不向き』はある
我々、一人ひとり顔も違いますし生活環境、性格も違います。
兄弟でも姉妹でも性格は全く違います。
この子は『いつも中途半端』なんだからと嘆くお母さんも見えますが、言い方を替えれば『ここまで出来たんだ』です。ここまで頑張ったんです。
全く始めようともしない子がいる中でそこまで出来たのです。
まず最初は褒めることから始めましょう。次にその途中から始めれば良いのです。
お母さん・お父さんへ
子どもがやりたいと言った習い事に対し、『止めたい』と言ったとしても、けして怒ったり、けなしたりしてはいけません。頑張った期間をほめてあげましょう。結果ではなく経過をほめましょう。
習い事を続けている時の頑張りをほめてあげることも大切です。
プロセスプレイズとは、個人の人格や能力、結果をほめることを『パーソンプレイズ』と言いますが、継続するなかで経過に対してもほめる事を言います。
筆者の体験『中途半端』と言われたことも
筆者の話ですが、少し聞いてください。
筆者の通知表には、毎回『ゲン君は落ち着きがありません』『直ぐあきらめてしまう』『いろいろ始めますが、直ぐ飽きてしまう』などよく書かれていました。
いろんなことを試したくて、途中でやめることも多かった筆者ですが、ある日、日本地図に興味を持ち、手書き(フリーハンド)で描き先生や両親にビックリされたことがあります。
長い時間をかけて細かく書き上げたのです。
『落ち着きがない』『中途半端』と言われることが多い筆者ですが、気に入ったことは、腰を落ち着けて、最後までできます。
やりたいことが見つかっていなかっただけです。
好きなテレビは、30分や1時間テレビに釘付けです。途中で止めることもしません。
好きなことなら最後までやりきれます。
勉強でも好きな教科は長時間頑張れますが、不得意な教科は直ぐ飽きてしまいます。
興味がないから、続けることが難しいのです。
先ず興味を持てるようにしてあげることが大切です。
出来たことをほめてあげましょう。
人間いくつになってもほめられると嬉しいものです。
友人・後輩の体験
例1.『あまり得意でない椅子に座っての事務仕事、それを命じられて正直悩んでいました』
会社に入り事務職を命じられた友人が半年後、上司に掛け合い営業職に移り、今では営業成績も右肩上がり充実した毎日を送っているといいます。
転職ではありませんが、職場内移動で自分の居場所を見つけた例です。
例2.憧れの教師になり、1か月足らずで退職。専門学校へ入り直して、診療放射線技師となったケースもあります。
本人曰く『今はやりがいを感じている』という後輩もいました。
あこがれていた教師になり夢いっぱいで入った教職。しかしそれが自分にあっていないと考え1か月でやめる。すごい決断力。
職場が変わった時点では、『中途半端』や『落ち着きがない』『飽き性』など言われましたが、早めに変えてよかった。と言う友人も多くいました。
嫌な気持ちや不満を持った状態で続けることは、よいことでしょうか?
自分に向いていないことを判ってて続けることよりも、やりたい道へ変更するほうがよっぽど良いことです。
疑問を感じながらやり続けることは決して良いことではありません。
自分に向いていないことは、早めに切り上げて、ほかのことに再チャレンジすることが良いと思います。
転職もその一つではないでしょうか?
昭和初期に生まれた人たちには、一度就いた仕事は一生続けることを美徳としていました。
現在では通用しなくなってきています。自分に合った仕事を見つけることが最善とされます。
行動を起こす人だから『中途半端』になる
『何もやらない、何も手を付けない』この人たちには、『中途半端』になることはありません。
こうして『中途半端』と言われることは、何かを始めている人が言われる言葉です。
『失敗は成功のもと』と言いますが、何回も失敗して、失敗から学んで成功をつかむそれは、ある意味『中途半端』を繰り返したことが生んだ成功です。
失敗をポジティブに考えられる人間は『中途半端』を恐れない成功者ですね。
学んだり考えたりするばかりで、行動に移すことが出来ない人には『成功』の2文字はありません。
『思い立ったが吉日』も同様に、何かをしようという気持ちになったら、その日が一番踏み出すのに良い日だということで、すぐ始めましょう。
帯に短し襷に長し
【意味】帯にするには短く、襷にするには長すぎて、どちらにも使えない布地であるということから、中途半端で役に立たないということ。ぴったりのものはなかなか見つからないということ。
考え方を変えれば、両方に使用できるということです。帯は襷として使えませんし襷は帯として使用できません。中途半端なひもがあれば、不格好ですが両方に使うこともできます。
四角な座敷を丸く掃く
部屋の隅々の掃除を怠るということから、横着や手抜きをしていい加減な仕事をすること。
掃除をしているということは紛れもない事実です。毎日使用している場所を掃くことは合理的ともいえます。
中間層の大切な役割
政治の世界でも保守を『タカ派』リベラルを『ハト派』と言うこともある。その真ん中に位置する派を『中道』(ちゅうどう)と表すこともあります。中道を斜から見れば、中途半端です。
どっちつかずのことを風見鶏や八方美人と悪く言いますが、見方を変えれば、偏らない・臨機応変という言い方もできます。両端に位置する極端な人たちの緩衝材となっている、といっても言い過ぎではないでしょう。
最後に
『やらない』より『やること』が大切。『やって』失敗すればそれを直せばよい。中途半端でも自分の思うことを貫いて、最後に笑顔になれればそれが最高です。
何も始められない貴方より中途半端な貴方のほうがよっぽど、成功確率が高いです。
行動力のない人は中途半端にもなれない。
『失敗は成功の素』『下手な鉄砲、数打ちゃ当たる』精神で始めましょう。『中途半端』でも大いに結構です。
中途半端で終わったことに対して、プロセスプレイズで、経過をほめてあげる。
プロセスフォーカスで努力、挑戦の勇気に感謝、共感して、子どもの話しを聞いてあげましょう。
子育てに『プロセスプレイズ』と『プロセスフォーカス』を利用する。
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放射線の専門家(診療放射線技師、第一種放射線取扱主任者、作業環境測定士)として放射線関係の記事(医療を含む)の投稿とブログ(サーバー取得、WP、JINなどの設定)を初心者の私が備忘録として今から始める超初心者(特に定年を迎えた方)に伝えたい。